つくってあそぼ終了理由と最終回の裏側!ワクワクさんの現在と神回工作
1990年から2013年までの23年間にわたり、NHK Eテレ(旧・教育テレビ)で子どもたちの工作熱を刺激し続けた金字塔的番組『つくってあそぼ』。赤いキャップとメガネがトレードマークの「ワクワクさん」と、クマの男の子「ゴロリ」の絶妙な掛け合いは、今なお多くの人々の心に鮮烈な記憶として残っています。
放送終了から年月が経過した現在も、ネット上では「なぜ突然終了したのか?」「ワクワクさんは今何をしているのか」といった疑問や関心が絶えません。前身番組『できるかな』のノッポさんから受け継いだモノづくりの精神や、番組が残した数々の伝説、そして2026年現在の出演者の動向まで、その知られざる舞台裏を総力取材しました。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:番組終了はトラブルではなく、23年間の節目に伴うEテレ全体の大型改編による円満終了。
- 要点2:ワクワクさんこと久保田雅人氏は2026年現在も精力的に活動中であり、YouTubeや全国の工作ショーで世代を超えて親しまれている。
- 要点3:ゴロリの超絶技巧を支えた声優・中村秀利氏と操演者の職人技、そして今なお色褪せない名作工作の魅力と配信状況を総ざらい。
【伝説の23年間】『つくってあそぼ』終了の本当の理由と最終回の知られざる裏話
2013年3月、23年間に及んだ『つくってあそぼ』の幕引きが発表された際、視聴者の間には大きな衝撃が走りました。ネット上では「不祥事か」「予算削減か」など様々な憶測が飛び交いましたが、実際の終了理由はNHK Eテレの世代交代と大規模な番組改編にあります。
幼児・子ども向け教育番組は、時代のライフスタイルやメディア環境の変化に合わせて定期的なリニューアルが行われます。前身である『できるかな』が20年で幕を閉じたのと同様に、23年間駆け抜けた『つくってあそぼ』もまた、「子ども向け工作番組のひとつの完成形」として惜しまれつつ円満に役目を終えたというのが真相です。
語り草となっているのが2013年3月30日に放送された最終回です。いつも通り軽快に工作を楽しんだ後、ワクワクさんとゴロリは完成した工作道具をダンボール箱へと片付け始めました。「そろそろ次のところへ行かなくちゃ」と旅立ちを告げ、最後は「今まで本当にありがとう!」と画面の向こうの子どもたちへ深く一礼。後継番組『ノージーのひらめき工房』へとバトンを渡す温かく爽やかなラストシーンは、当時の子どもたちだけでなく見守ってきた親世代の涙も誘いました。
【2026年最新】ワクワクさん(久保田雅人)の現在と驚きの年齢|YouTubeでも大暴れ?
トレードマークの赤い帽子に丸メガネ、エプロン姿で親しまれたワクワクさんこと、俳優・タレントの久保田雅人(くぼた まさと)氏。1961年生まれの彼は、2026年現在で64歳(当年65歳)を迎えています。
テレビ番組終了後もそのバイタリティは衰えるどころか加速しています。全国の幼稚園、保育園、商業施設で開催される「工作ショー」や講演会は常に満席を記録。子どもたちに「ハサミの正しい持ち方」や「身近な素材で工夫する楽しさ」を直接伝え続けています。
さらに世間を驚かせたのが、2019年に開設された公式YouTubeチャンネル「ワクワクさんチャンネル」です。YouTuberとしての活動開始直後から、かつて番組を観て育った世代が一気に流入。「ワクワクさんがYouTuberになった!」とSNSで爆発的なトレンド入りを果たしました。動画内では往年の神業工作はもちろん、最新の玩具レビューや実験企画にも挑戦しており、画面狭しとハサミを走らせる姿は当時のキレ味そのものです。
【ゴロリの秘密】愛されキャラの「声優」と「中の人」の職人技を深掘り
ワクワクさんの相棒として抜群の存在感を放っていたのが、不器用そうに見えて実はワクワクさん以上に手先が器用なクマの男の子「ゴロリ」です。
ゴロリの独特でお茶目な声を担当していたのは、名声優の中村秀利氏でした。洋画吹き替えでブルース・ウィリスの声を担当するなど実力派として知られた中村氏は、低音で温かみのある声質でゴロリに命を吹き込みました。2014年に惜しまれつつ急逝されましたが、彼が演じたゴロリの「ワクワクさ〜ん!」という呼び声は、今も多くの人々の記憶に刻まれています。
そして忘れてはならないのが、ゴロリの着ぐるみ操演(中の人)を担当した職人たちです。主にスーツアクターの古市次吉氏らが操演を務め、視界や指先の感覚が極めて制限される着ぐるみの状態でありながら、紙をハサミで滑らかに切り、セロハンテープを器用に貼るという神業を披露していました。声の演技と操演の見事なシンクロこそが、ゴロリというキャラクターに唯一無二のリアリティを与えていたのです。
【歴史と違い】『できるかな』からの継承と『つくってワクワク』とのミニ番組比較
NHK Eテレの工作番組には脈々と受け継がれる歴史があります。1970年から1990年まで放送された伝説の番組『できるかな』では、一切言葉を発しない「ノッポさん」(高見のっぽ氏)と、相棒の「ゴン太くん」が身振りとナレーションで工作の魅力を伝えました。
そのバトンを受け継いで誕生したのが『つくってあそぼ』です。最大の違いは、出演者が軽快に言葉を交わしながら工作を進める会話劇スタイルを導入した点にありました。ノッポさんの無言劇スタイルから、ワクワクさんとゴロリのコミカルな掛け合いへと進化させたことで、より親しみやすく手順が分かりやすい番組構成が確立されたのです。
また、検索で混同されやすいのが『つくってワクワク』という番組名です。こちらは本編である『つくってあそぼ』(15分枠)から派生した5分間のショートプログラム(ミニ番組)であり、特定の工作の作り方に焦点を当てた再編集・ショート版として平日の隙間時間などに放送されていました。
【大人も熱狂】身近な廃材で遊ぶ!今すぐ試したい伝説の「神回工作」と作り方
『つくってあそぼ』の最大の魅力は、特別な道具や高価な材料を使わず、家庭にある牛乳パック、紙コップ、トイレットペーパーの芯、輪ゴムだけで驚くような動くおもちゃを生み出す点にありました。中でも視聴者の記憶に深く残る代表的な工作を紹介します。
- 牛乳パックのびっくり箱(飛び出すヘビ):牛乳パックを短冊状に切り、輪ゴムの張力を利用して折りたたむ工作。箱を開けた瞬間にパパッと飛び出すギミックは、シンプルながら子どもたちの心を掴みました。
- 紙コップのロケット(ピョンピョンガエル):紙コップの縁に切り込みを入れて輪ゴムを十字に掛け、もうひとつの紙コップの上に重ねて押し込み、手を離すと高く飛び上がるおもちゃ。発射時の爽快感は抜群です。
- トイレットペーパーの芯で作るレーシングカー:芯に竹串とペットボトルのキャップを取り付けて車輪にし、輪ゴムの巻き戻る力で走らせる車。速さを競って改造を重ねた視聴者も多いはずです。
これらの工作は「設計図通りに作ること」以上に、「どうすればもっと飛ぶか、速く走るか」という試行錯誤の面白さを子どもたちに教えてくれました。
【再放送&配信】懐かしの映像を見るには?NHKアーカイブスと公式配信情報
「子どもの頃に観ていたあの回をもう一度見たい」「自分の子どもにも見せたい」という声は年々高まっています。現在『つくってあそぼ』の過去エピソードを視聴する方法は主に以下のルートです。
NHKの公式動画配信サービスであるNHKオンデマンドや、全国のNHK施設に設置されたNHKアーカイブスの公開ライブラリーでは、厳選された過去の代表的なエピソードを視聴することができます。また、NHKの教育ポータルサイトや子ども向けアプリ内でも、不定期でアーカイブ映像が特集公開されることがあります。
さらに手軽にあの頃の熱気を感じたい場合は、前述した久保田氏の公式YouTubeチャンネルをチェックするのが最も近道です。当時のエッセンスをそのままに、より進化した工作の数々をいつでも無料で楽しむことができます。
【つくってあそぼ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ワクワクさんとゴロリは本当に仲が悪かったという噂は本当ですか?
A1:完全なデマです。番組内でのコミカルなライバル関係やツッコミの掛け合いがリアルだったことから生じた都市伝説に過ぎません。久保田氏自身もインタビュー等で、操演スタッフや声優の中村氏と抜群の信頼関係で結ばれていた現場の温かさをたびたび語っています。
Q2:ワクワクさんの本名や経歴は?
A2:本名は久保田雅人(くぼた まさと)さんです。もともとは劇団に所属する舞台俳優・声優として活動しており、オーディションを経てワクワクさん役に抜擢されました。歴史好きとしても有名で、中学・高校の社会科教員免許を所持しています。
Q3:番組終了後、後継として始まった工作番組は何ですか?
A3:2013年4月よりスタートした『ノージーのひらめき工房』です。妖精のノージーたちが登場し、「工作の正解を教える」のではなく「子ども自身の自由な発想とひらめきを引き出す」ことをテーマに、現在も親しまれています。
【まとめ】世代を超えて受け継がれるモノづくりの原点と新たな挑戦
身の回りにある不用品に少しの工夫とハサミを入れるだけで、無限の遊び道具へと変身させる魔法を見せてくれた『つくってあそぼ』。23年という長い歴史に幕を下ろした理由は時代の変化に伴う円満な改編でしたが、番組が残した「創造する楽しさ」は今も色褪せていません。
2026年を迎えた現在も、ワクワクさんこと久保田雅人氏はYouTubeやステージを通じて、次の世代へとモノづくりの面白さを届けています。デジタル全盛の時代だからこそ、ハサミとテープを手に取って親子で工作に没頭する時間は、かけがえのない価値を持ち続けています。 (出典: つくっ て あそぼ(Yahoo!ニュース))